福井大学公開講座 講座・イベント情報
【講座番号50】北陸4大学連携まちなかセミナー 福井会場「和歌の世界」
2024/10/19開催 終了
まちなかセミナーは、地域の皆さまの多様な生涯学習ニーズに応えるべく、北陸地区の国立大学法人 富山大学、北陸先端科学技術大学院大学、金沢大学、福井大学の4大学が連携し、毎年、北陸3県の各会場にて知的探求の場を提供しています。
福井会場では「和歌」をテーマとし、越の国に関する歌について「歌枕」を軸にすえたお話や、古代から近代までの和歌に登場する「昆虫」に着目したお話をします。
「越の国の歌枕」
大野 順子(金沢大学 人間社会研究域 学校教育系 准教授)
越中守であった大伴家持が自らの暮らす北陸の地をあれこれと歌ったように、王朝人らは旅路のさきで目にした景物への感興を歌い、また、直接この地を踏むことのできなかった人々も当地へ思いを馳せることで越の国に関する詠を紡いできました。本講演では、そうした歌々について「歌枕」(=和歌に繰り返し詠まれる名所)を軸にすえてお話しします。
「和歌と昆虫」
保科 英人(福井大学 教育学部 理数教育講座 教授)
日本最古の歌集である『万葉集』以来、コオロギ、マツムシ、スズムシ、ホタル、クツワムシ、ヒグラシなど、様々な虫が和歌に詠まれてきました。本講演では、古代から近代までの和歌に登場する昆虫に着目し、どんな虫が詠まれてきたか、逆に詠まれてこなかったのかを紹介します。
本講演は和歌の中での虫の登場の仕方を話題にしますので、歌の良し悪しは語りません。文学の世界ではほとんど評価されていない、マイナーな歌を取り上げます。
講座・イベントの詳細
日時 | 2024年10月19日(土)13:30~16:00 |
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会場 | 福井大学 文京キャンパス |
講師 | 大野 順子(金沢大学 人間社会研究域 学校教育系 准教授) |
対象 | どなたでも |
定員 | 42名(先着順) |
受講料 | 無料 |
募集期間 | 9月26日(木)9:00 ~ 10月14日(月・祝)23:59 |
共催・協力等 | 富山県教育委員会/石川県教育委員会/福井県教育委員会 後援 |
受講の注意点 | ・自動車で文京キャンパスに入構される場合、正面カーゲートを通過するための手続きが必要となりますので、時間に余裕を持ってお越しください。正門にある守衛所にチラシまたは受講案内のメールをご提示いただき、公開講座受講者であることをお申し出ください。 |