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2018.03.09
福井県では、大学進学、卒業、就職等を契機として多くの若者の県外流出が
続いています。企業を取り巻く人材確保の難しさが経営課題にもなっています。
福井の仕事や企業の魅力を若者に伝え、若者が福井に魅力を感じ、福井で働く
若者を増やすには、どうしたらよいのか?
企業は自社の魅力を、どのように発明し学生とコミュニケーションしているか?
そんな、問題意識からスタートしています。
この研究会の発足は、多方面から聞こえてくる「若者を県内に定着させるにはどう
したらよいか?」という問題意識の共有から、始まっています。
平成27年度から福井大学を責任校に県内全ての4年制大学が参加し、地域志向科目を
地域でのフィールドワークやインターンシップ等を交えた教育改革等により、地域に関心を
持ち、理解を深める、地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)に取り
組んでいます。
その取組の過程において、福井県ならびに地域の産業界等と連携し、意見交換する
中で、教育的アプローチだけではなく、企業の採用活動における学生へのアプローチ
も、ブラッシュアップする必要があるのではないか、という問題意識が生まれ、ふく
いCOC+事業推進協議会は、平成29年7月1日に「今、求められる『採用力』~神は
細部に宿る~」というシンポジウムを実施しました。このシンポジウムに関する報告
も、本ホームページ( http://www.allfukui-cocp.jp/news/entry-130.html )にアップしていますので参考にしてください。
その結果、予想をはるかに上回る反響を福井県内企業から頂き、福井大学地域創生
教育研究センターとして、この福井型「新採用学」研究会(※1)を発足するに至り
ました。
平成29年度には、大きく変化する採用の現場で「学生を採用するために県内企業は
何をすべきか」をテーマに、5回の研究会と3回のワークショップを実施し、
のべ200人の企業人が参加し、来年度以降も継続予定としております。
この研究会等が「これから」を変え、福井の未来をつくることに繋がると考えています。
引き続き企業の皆さまのほか、大学教職員、学生等を巻き込んだ研究活動にしていきましょう!
※1 この研究会は、福井県の「平成29年度県内大学の地域人材育成支援事業補助金」によるもので、下記の報告書(REPORT2017 講義・質疑応答編/講師編)も
本研究会を通して作成したものです